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生活者と消費者、人類と類人猿

 現代社会では、「経済」と「効率」、「利便性」や「快適性」が最優先されて、企業は挙って規模の拡大を図り、グローバル化やユニバーサル化の名の下、工業化や規格化、画一化が進み、価格もどんどん下がって、誰もが購入できるモノが増え、私たちも大きな恩恵を受けました。しかし、その一方で、私たち生活者は、生産者(企業)の論理で大量生産されたモノの消費を担当するだけの消費者になり下がり、結果として、ブランドや企業名、見てくれのデザイン、価格ばかりに目がいって、原材料や製法、技術、背景にあるつくり手の思いやこだわりには関心を払わなくなりました。

 人類と類人猿の違いは、食物や道具を創れるか創れないかだそうですが、生産に参加することがなくなった生活者は、単なる消費者となり、モノをつくったり、見立てたり、誂えたりする生活技術も失い続けているのです。

ホンモノとマガイモノ、真っ当で当たり前なことを当たり前に続けることが難しい時代

自然の摂理と人の道理に反することなく、社会に責任を持って、真っ当で当たり前なことをごく当たり前に続けている人たちこそがホンモノ。ホンモノは、ホンモノのつくり手、担い手にしかつくれません。マガイモノは、ホンモノを真似てつくった似て非なるもの。しかし、原材料を吟味し、手間ひまを惜しまず、真面目につくられてきたホンモノは、次から次へと大量に生み出される安直なマガイモノに席巻され、絶滅の危機にあり、日本の伝統文化や産業、知恵や技、それらを育んできた日本人の心や価値観、地域性や独自性も失われつつあります。

 そして、いつの間にか大手流通チェーンではプライベートブランドが幅を利かせ、売っている用品は日本全国どこでも同じになってしまって、私たちは、知らない間にホンモノを選択する権利や自由を失い、ホンモノを知らない人が増え続け、安価な大量生産品は使い捨てられ、食品廃棄物に至っては、年間11兆円を超え、醤油は年間生産量の半分以上が廃棄されているそうです。

 きっと、ミネラルウォーターより安いスーパーの特売で売られている醤油などは、捨ても惜しくないのでしょう。食品偽装や異物混入等々の問題にしても、どうしてそんなに安いのか、どうしてそうなったのか、根本的な原因や要因を考えもせず、その企業を信頼していたのに、と云うだけで、思考停止してしまう消費者の無関心さの方が問題ではないでしょうか?

「このままではアカン!」現実を直視し、気付いた人から「何とかせんと!」を行動に

さらには、地球温暖化、異常気象、自然破壊、環境汚染、急速な人口増加、食料危機、世界経済の行き詰まり等々、地球規模の深刻な問題が山積の中、東日本大震災、福島原発事故が起こり、見て見ぬ振りできない困難で不都合な現実が突きつけられています。


 それは、「自分さえよければ」という身勝手な行動と問題を先送りし続けてきた意識の低さが招いた当然の結果ですが、子供たちやその先の世代に何を残して、何を残さないかを判断し、実行するのは、私たち大人の責務であり、誰もが自分の孫子にだけは負の遺産は残したくないはずです。


 私たちは無意識のうちに、競争原理が働く社会の仕組みに組み込まれ、何の疑問も持たずに、高学歴を身につけ、お金を儲け、社会的な地位を上げることが成功の証であるように思い込んできましたが、立場、見方、視点が変わると、常識が非常識になったり、何が善で、何が悪か、何が成功で、何が失敗かも違ってきます。何が大切で、何が正しいのか、正解自体が世の中にはなく、それぞれの人の中にあり、要は、気が付くか、付かないか、気付いても、見か、納得いくまで自分で調べ、考えて、確実に自分のものにするかどうかでしょう。 


真贋を見極めるには、骨董の世界においても、どれだけホンモノに接するかどうかだそうです。ホンモノがこの世からなくなってしまうと、そういう目や舌も養うことはできません。

   

 すでに、何が真っ当で当たり前なのか、大切なことに気付き、真っ当で当たり前なことを当たり前に続けておられる人たちの考え方や活動、つくっておられるモノには、これからを生きていくために必要な多くのヒントが溢れています。


COREZO(コレゾ)賞とは、「権威なし」、「名誉なし」、「賞金なし」の三拍子揃った「三なし賞」


 真っ当で当たり前なことをごく当たり前に続けておられる、これぞ、ホンモノというつくり手、担い手の皆さんに受賞して頂き、ホンモノの食づくり、モノづくり、生活の知恵や技術、文化を子供たちの世代に繋ぐネットワークを拡げる活動をしています


「食づくり」、「ものづくり」、「住まいづくり」、「人づくり」、「地域・まちづくり」など、あらゆる分野、業種、職種で、


①考え方や取り組みが素晴らしく、
②真っ当なことを当たり前に続け、
自ら楽しんで、他を否定せず、周りも笑顔にし、
大切なもの・こと」を守り、育て、伝える、
 かけがえのない仕事や活動をしておられる

COREZO(コレゾ)ホンモノという「人」を勝手に選んで、受賞して頂きます。

 「もの」や「商品」、「活動」にではなく、「人」に受賞して頂きます。

言うだけで何もしない人が多い世の中で、成果はともかく、いろんな行動を起こしておられることにこそ、価値があり、行動し続ける先にしか、結果は生まれません。


「もの」や「商品」の規格や基準は、元来、人と人のつながりで証明してきた「品質」や「安心」、「安全」他の「価値」を、より簡易で客観的にそのつながりを証明するものに過ぎません。「もの」や「商品」が、何かの「規格」や「基準」をクリアしたことよりも、その「もの」や「商品」の背景や、つくり手、担い手がどれだけ魅力的で、信頼できる人物であるかどうかの方がはるかに重要です。

 例えば、愛知県碧南に本社がある日東醸造の「しろたまり」は、社長の蜷川洋一さんが、先代の思いを引き継いで、小麦、塩、焼酎、水、麹菌だけで真っ当につくった素晴らしい「白しょうゆ(とは表示できない)」なのに、原材料に大豆を1粒も使っていないので、食品表示法の規定により、「醤油」ではなく、「小麦醗酵調味料」と表示されています。逆に、大豆1粒でも使っていれば「醤油」と表示でき、「本来の醤油」の原料は、大豆、小麦、塩、水、麹菌だけのはずが、今や、それ以外に、認可されているアミノ酸液、ブドウ糖果糖液糖、醸造用アルコール、増粘剤、カラメル色素他、色んなものを添加しても「醤油」と表示できるのです。さらに、「醤油」の原材料にの大豆を使っても、それを表示する義務はなく、同じく、遺伝子組み換え表示義務のない「油」を化学薬品で抽出後の「脱脂加工大豆」が多く使われているそうです。

 ここで合成添加物の安全性についての議論をするつもりはなく、添加物の使用が劇的に増えたのは戦後で、長くて70年程の歴史しかなく、日本の伝統食は、どれも少なくとも数百年単位の壮大な人体実験の結果が出ています。

 また、本来の「寒天」の原材料は、「天草(テングサ)」だったはずですが、現在の食品表示法の規定では、「海草類」という表記でよく、「天草」以外の海草(オゴノリ等)を使っても何の問題もありません。

 住宅でも、合理化の名の下に、建築基準法に基づく検査はマニュアル化され、検査官は、使われている金物の数で適法かどうかを検査しているそうで、工務店の作業所でホゾや仕口の深さや大きさ墨付けが正確か否かを判断できる人材の育成はしないし、マニュアルにないことをされると、判断できないので、伝統構法はカヤの外に追いやられているそうです。

ホンモノをつくるのも、ゴマかして、マガイモノをつくるのも「人」なら、地域や文化をつくるのも、壊すのも「人」です。ホンモノは、その道を極めるホンモノの「人」にしかつくれません。

「順位も格付けもなし」・・・、「七なし」のCOREZO(コレゾ)「六でもない」賞

 「人」にはその「人」にしかできないことがあり、それをやっておられる人を表彰しているので、他と比較するのは不可能ですから、「グランプリ」、「金賞」、「銀賞」等という、順位も格付けもなく、その受賞者だけのCOREZO(コレゾ)賞を受賞して頂きます。

 さらには、何の得にもならないので、「利権なし」、「他の否定も批判もなし」、その上、受賞者と賛同者の皆さんの「ココロ」が通じ合えば、「言うことなし」の、合わせて「七なし」のCOREZO(コレゾ)「六でもない賞」なのです。


10回目以降は、「YOKUZO(ヨクゾ)◯◯回受賞」としても表彰

 また、先に受賞したかどうかも、なんの作為もなく、たまたま、ご縁があって、先にお目に掛かれただけのことで、それよりも、「継続こそ力なり」で、取り組み・活動を続けておられる「人」こそ、COREZO(コレゾ)「財(たから)」の「人財」なので、毎年、何回でも繰り返して受賞して頂きます。


延べ150名以上の受賞者の顔ぶれこそが、COREZO(コレゾ)賞の唯一の価値



この賞に値打ちがあるとするならば、受賞して下さったひとりひとりの皆さんの顔ぶれ、ひととなり、活動こそがその全てです。地域・生活に密着した「食」、「住」、「衣」、「文化」をはじめ、あらゆる分野、業種、職種他で、2012年度から始めて、すでに、延べ150名以上の方々に受賞して頂きました。それらの皆さんの「考え方」、「行動」、「活動」には、これからを生きるヒントや知恵が溢れています。


ホンモノの「食」がおいしいのは当たり前、正直で、裏切らない


 日本の伝統食品は、縄文時代から続く日本の長い歴史の中で、引き継がれてきた食べ物です。その味を出すために、先達たちが培ってきた伝統的な技を磨き、原材料を厳選し、手間隙を惜しまずつくられたホンモノの「食」は、ゴマカシがなく、消費者を裏切りません。おいしいのは当たり前で、多くの尊い命を犠牲にしてきた壮大な人体実験の結果として、安心、安全は検証済みです。新しい食品を開発することも大切ですが、全く未知の物の安全性は何世代、何十年、何百年もかけて検証する必要があるでしょう。



1.8リットル98円、水より安い醤油の正体とは?


 科学技術の進歩で、製造コスト、期間を大幅にカットして、ホンモノによく似たマガイモノの醤油が、大量に工場生産され、街中の量販店では、ホンモノの醤油を見つけるのは難しくなりました。商品の原材料表示をご覧になって、主原料の丸大豆と脱脂加工大豆の違いから調べてみて下さい。醤油を仕込む杉桶をつくれる桶屋さんは日本に1軒しか残っていませんし、桶を締める箍(たが)をつくる職人技も危機的状況。長い歳月と数え切れない人の手で培われてきたホンモノは、一度、途絶えてしまうと、二度と復活できないものばかりです。


自分の子供たちが、ホンモノの「食」を味わえなくなってもいいのでしょうか?


せっかく、そんな「大切なもの・こと」を守り、育て、伝えている人たちがおられても、その価値をわかって買い支える消費者がいなければ、仕事や活動を継続することはできません。結局、ホンモノを選択する自由と権利を守り、その選択肢を子供たちの世代に残すか残さないかは私たち次第なのです。


ホンモノのつくり手、担い手を結び、次の世代に繋ぐこと


 真っ当なことを当たり前に続けている人とそれを応援する人の目に見えないネットワークができれば、次の世代にもホンモノの選択肢を残すことができるはずです。


ご自身のモノサシを持つこと


COREZO(コレゾ)賞は、COREZO(コレゾ)賞独自の勝手なモノサシを示しているだけです。どれが「ホンモノ」で、どれが「マガイモノ」か?何が「正しい」のか、「正しくない」のか?その気になって調べれば、ネット上には情報が溢れている時代です。ご自身で、納得いくまで調べて、お考え下さい。そして、百聞は一見にしかず、ご自身の五感で確かめて下さい。


「ホンモノ」のつくり手・担い手であるCOREZO(コレゾ)賞受賞者の皆さんを応援して下さい


COREZO(コレゾ)賞の受賞者の皆さんの中から、皆さんが共感、賛同できる「人」が見つかれば、その方の商品を購入して、食べたり、使ったり、応援することから始めて下さい。売り手側の都合には騙されず、マガイモノを不買することは、生活者に復権して、買い手側から売り手側の意識を変え、誰にでもすぐにできる社会をよくする行動の第一歩です。


 そして、マガイモノとの大きな違いがわかれば、ホンモノには、「ウソのない真実」や「ものごとの本質」がたくさん詰っていることに気づくはずです。


COREZO(コレゾ)賞受賞者の皆さんがつくるホンモノの食、モノ、サービスのご紹介・販売サイト

COREZOcorezo.net


知らぬはホットケ!手遅れになる前に、気付いた人から行動を始めるしかありません


 この瞬間にも、かけがえのない技術や知恵が消滅し続けています。わからん人を説得している猶予はありません。ひとりひとりは微力ですが、気付いた人から楽しみながら「できること」を考え、「できるとき」に、「できるだけ」行動をする人が増えて、継続していけば、やがて、よりよい世の中にする大きな力になり、「子供たちの笑顔あふれる明日に」できる道筋も拓けてくるでしょう。


「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる。」(魯迅)


以上、2015年01月15日更新 文責:平野 龍平


「このままではアカン!」と、COREZO(コレゾ)財団・賞の活動を始めて・・・

会社勤めを辞めて、地方を訪れ、そこに暮らす人々と交流しているうちに、都会で便利な生活をしていると気付かない「大切なもの・こと」が、地方にはまだ残っていて、それらが消滅しつつあることに気付きました。これからの暮らし方や生き方、考え方、行動の手本やヒントになるCOREZO(コレゾ)ホンモノという皆さんを広く知って頂き、賛同して、自ら考え、行動する人々が増えれば、世の中も少しは良い方向に変わるのではないかと考え、2012年にCOREZO(コレゾ)財団・賞の活動を始め、その年の第1回目の表彰式では、69名、2013年12月の第2回目には、100名を超える皆さんに受賞して頂きました。

 生産、活動現場を自分の目で確かめ、つくり手、担い手から直接話を伺うことから見えてきたもの・こと

COREZO(コレゾ)と思う、その道を極めようとしておられる受賞者の皆さんの生産、活動現場に実際に足を運び、ご本人から取材をさせて頂くと、ネットや書籍、TV番組等、誰かも知らない第三者の目を通して提供された情報からは知り得ない、さまざまな物事の本質が見えてきました。そして、不明な点を調べ、ご紹介記事にまとめる地道な作業を重ねる毎に、新たな気づきや学びがあり、知らなかった真実が次々に浮かび上がってきました。

 目先の「小欲」に目が眩んだ無知」を知り、考えたこと

 また、それは、目先の小欲に目が眩んで、真に大切なことやものごとの本質を見ようともせず、世の中に溢れる情報の真偽を調べようともしなかった自分自身を恥じる日々でもありました。そして、刷り込まれてきたことがウソばかりで、都合のいいように勝手に思い込んでいたことが間違いだらけであったことに気づき、真実を知れば知る程、「食」、「住」、「衣」をはじめ、選択、購入できる範囲が狭まり、何かにつけ、そのウラに隠された真実って何?と考え、わからないことは納得するまで調べるようになりました。

 自ら調べ、考え、自分のモノサシを確立し、「できること」を「できるとき」に「できるだけ」やること

 有名メーカー、ブランドの商品なら常に安全で、名の通った店舗で買えばゼッタイに安心といえるでしょうか?有名ホテルや百貨店が食品偽偽装問題を引き起こし、中国産鶏肉問題が起こり、大手有名化粧品メーカーが消費者被害を出しています。

 最低限、自分の家族を守るためには、まずは、私たちが納得するまで調べ、考えて、ホンモノかマガイモノかの違いがわかり、見分ける知識を持つこと。そして、心から信頼できる私たちひとりひとりのCOREZO(コレゾ)賞の表彰対象となるような、つくり手、担い手の皆さんをひとりでも多く見つけ出すこと。さらには、それらの方々との信頼関係を築き、懇意になれっておけば、もしもの時に融通してもらえることにも繋がるでしょう。

 「そんなことを言ってたら、食べるものも住むところもなくなる。」、「生活していくだけで精一杯で、そんなことをやってるヒマはない。」、「自分ひとりがやったところで、世の中が変わる訳がない。」等々、なにもしないで言い訳を考えたり、思考停止する前に、世の中に蔓延る社会悪や社会毒の全てを避けることはできないことを承知の上で、清濁、金銭面のバランスをとりながら、自分なりの基準やルールを確立し、全ては自己責任で、できることを、できるときに、できるだけやるしかありません。

 何に気付き、何を学ぶか、気付いても行動するか、しないかは、その人次第・・・

COREZO(コレゾ)賞受賞者の皆さんの考え方、暮らし方、行動、活動、メッセージから、何に気づき、何を学ぶか、気付いても行動するか、しないかは、その人次第です。わからない人には一生わからないでしょうし、そもそも、この「COREZO(コレゾ)賞」は、勝手に始めて、こちらの勝手な価値観で、勝手に選んで、表彰し、世の中にはこんなことを考えて、こんなことをしている人がいらっしゃるとご紹介しているだけなので、読んで下さるのも無視して頂くのも勝手、どう受取って頂くかも勝手です。誰からもとやかく言われる筋合いのものでもありませんし、わかる人にだけわかって頂ければいいのであって、それもこちらの勝手な思いだけなのです。

 ひとりひとりが、信頼できる自分自身のCOREZO(コレゾ)という「人財」を見つけ、信頼関係を結ぶこと

そんなことよりも、家族と自身を守れるのは自分しかいません。そして、自分たちだけが勝ち組で生き残ることはできないはずです。であるならば、自ら生産現場に出掛けて、つくり手を確かめ、信頼関係を結ぶのが最善の方法ですが、その手間も時間も惜しむなら、ネット上には、情報は溢れ返っています。誰かの言うことを鵜呑みにせず、他人まかせにしないで、ひとりひとりが現実に向き合い、何が「真実」で、何が「ものごとの本質」かを考え、見極め、自分のモノサシ・価値感を持って、ご自身のCOREZO(コレゾ)ホンモノという「人財」を見つけ出し、新たな気づきや学びがあれば、ご自身に振り返って、できることを、できるときに、できるだけやる、そういう人たちが増えれば、世の中も少しはよくなるのでは? 

「小さな親切、大きなお世話」でした。


かけがえのない「大切なもの」、「ものごとの本質」、真の「豊かさ」とは?

以下、COREZO(コレゾ)賞受賞者の皆さんのメッセージを掲載します。

 何かに気付き、どう感じるかもご自由に・・・(氏名をクリックするとご紹介ページにジャンプします) 


グローバル化よりも独自性、自分のモノサシ、価値観を持つこと 

 「ものづくりもまちづくりも資本もどんどんグローバル化して、大量生産、効率化、均一化していく今の世の中で、その波に飲み込まれないで、どれだけ独自性があるかということの方が大事じゃないの?どこを軸にするかで自ずとその価値も見え方も変わってくる。他人のモノサシで見るのではなく、自分のモノサシを持たなアカン。」

  COREZO(コレゾ)

 「ローカルの志と本気をカタチにする正義のヒーロー、行動で示し、デザインの力で日本の大切な風景を残す、土佐のいごっそうデザイナー」賞

  梅原 真(うめばら まこと)さん 高知県香美市 梅原デザイン事務所 代表


あの東日本大震災・福島原発事故から間もなく3年・・・

自然、天災に対する無力感、いのちの尊厳、コントロールできないものに手を出してしまった人間の奢り、それを享受して見過ごして来た反省、焦燥感、無常感やさまざまな感情が交錯し、これまでとこれからを考えざるを得ない大きな契機となり、COREZO(コレゾ)財団・賞を始めるきっかけにもなりました。

 いつでも人は今を生きるしかありません。僕は、あの日から前だけを向いてきました。

 「僕たちの住んでいた飯舘村は、原発から北西40km、放射線量は35マイクロシーベルトで、通常時の千倍に達しました。入植して9年、6ha の敷地を開墾して、自然農園、自然食レストラン、石窯、バンガローを作り、その年の春からは、エコビレッジ・コミュニティを目指して、協力、協働してくれる家族が移住して来ることになっていましたが、もう、戻ることは絶望的になりました。」

「あの原発の事故をどう思いますか?僕は自然からの、あるいは神からの警告だと思っています。東の端にある福島原発があの事故を起こしたので、空気中に放出された放射性物質の90%位は偏西風によって海に飛ばされ、残り10%の放射性物質が国土に飛散して、16万人が避難したのですが、もし、若狭湾で起こっていたら、東側にある東京も含めて比較にならない面積の国土が汚染され、避難民は一体どれほどの人数になっていたか?実際に起こったら、日本も、あの『経済』も終わるんです。」

 「なのに、たった2年で、原発事故の処理がもう終わったかのような風潮で、あの『経済』のために原発を再稼働しようとしています。原発事故の処理にはこの先、何年掛かるか、まだメドも立っていないのですよ。自分たちの子供のことを真剣に考えるなら、どうしなければならないか、自ずと答えは出るはずです。」

 「せっかくやってきたことが無駄になったと執着することは、悲しみや苦しみを増加させます。後ろを振り向いても仕方がありません。人生が『立ち往生』してしまうだけです。あの震災の意味について、ひとりひとりが、自分なりの意味を見出すことで、前を向くことができます。いつでも人は今を生きるしかありません。僕は、あの日から前だけを向いてきました。」

 COREZO (コレゾ)

「日本の財、震災を乗り越え、自然農園を再開し、未来の子供たちに、自然を収奪せず、人を搾取しない生き方を探求する、不撓不屈の農業家」賞

  村上 真平 (むらかみ しんぺい)さん 三重県津市 自然農園「なな色の空」代表



 沿岸部の復興は一向に進んでいません

 「2011年3月11日は、前日に岩手県奥州市でみなみ吹奏楽団の指導をして川崎に戻ってきた日でした。楽団員の皆さんとは1週間以上、音信不通でした。幸い、団員に犠牲者は出ませんでしたが、自宅が全壊した人もおられて、40名いた団員は20名にまで減りました。震災後、2年以上が経過して、復興が進んでいるように思われていますが、沿岸部は一向に進んでいません。そんな現実を改めて認識してもらい、復興が進んで、みなみ吹奏楽団に復帰できる楽団員も増えて欲しいと願って、チャリティコンサートを実施しました。」

COREZO(コレゾ)「音楽を通じて、人と人の縁、地域と地域の縁、震災支援と笑顔の輪を拡げる音楽家」賞。 

金岡 秀典(かなおか ひでのり)さん 神奈川県川崎市 音楽家・指揮者

知らぬはホットケ! その1 ホンモノとニセモノ、食品偽装の根本的な問題

 騙す方も騙す方なら、騙される方も騙される方

  食品偽装が大きな問題になりましたが、「安い」には「安い」理由があり、「高い」には「高い」理由があります。業界には一般の消費者が知らない常識があるようですが、そんな「値段」で、その「食材」を食することができるのか?疑問に思えば、ちょっと調べて、考えれば、誰にでもわかるはずです。消費者がもっと賢くなれば、だまされることもなく、問題を指摘することもできるでしょう。

お上が認可したものは全て安全なの?国によっても基準が違う・・・

 医薬品、農薬、化学肥料、食品添加物、食品他の化学合成品、ホルモン製剤、遺伝子組み換え作物・飼料、・・・等々、お上が認可したものは全て安全なのでしょうか?1957年に食品添加物として認可された人工甘味料のチクロは、粉末ジュース等に使用され、安価で砂糖に近い甘さで爆発的なブームになりましたが、米国食品医薬局が発癌性、催奇形性の疑いを指摘して、日米では1969年に使用禁止になった後もEU、カナダ、中国等、55カ国以上で使用され、また、サッカリンは禁止されておらず、歯磨き粉等に今でも使用されているそうです。で、今、主流のアステルパームやスクラロースはどうなの?砂糖とどっちが安全なの?と考えるのが自然です。

 医療費が膨らみ続けている要因は?

 元々、自然界に存在しない、あるいは人為的に合成されたモノが健康に善いはずがないと思うのですが、おかしいですか?例えば、菓子パンや調理パンの袋の原材料を見ると、何か得体の知れんものがいっぱい入ってますよね?パックに入った刺身も然りです。保存料がビタミンCなら安全ですか?その正体が何であるか調べたことはありますか?それらが使用される以前にはなかった病気が増えているのも事実のようです。この先、どうなろうがカンケーのない大人どもはともかく、将来のある子供たちに食べさせ続けてエエのでしょうか?

 3分の1ルール?日本のGDPは約500兆円、廃棄されている食品の額は?

 賞味期限を延ばしたり、味噌や醤油を「減塩」すれば、防腐剤が必要になります。ある食品に至っては常温で何週間も放置してもカビも生えず、腐りもしません。腐敗菌もエサにしない食品を食べているということです。それで、口に入れても腐っている食品かどうかもわからないニンゲンが増えているのでしょうか?その裏側で、食品流通業界には3分の1ルールというのがあって、消費・賞味期限の他に、納品期限、販売期限が定められ、その期限が切れた店頭に並ぶ前の食品も含めて、廃棄食品の額は、毎年11兆円を超えるそうです。流通大手の支配により、さらに厳しくなる傾向にあり、それは消費・賞味期限の延長=添加物の増加も意味します。

「そんなこと言っていたら食べるものも住むところも無くなる。」という思考停止の口実

「自然食」というと病人食のようなイメージがありましたが、食べてみれば、まともな原材料を使って、真面目につくられた食品こそ、安心・安全で、おいしいことに気付きます。医療費にお金を掛けるぐらいならと思っても、伝統的な製法・道具・職人が絶滅しつつあり、原材料もアブナイ今の世の中にあって、ホンモノの「食」を選んで、確保することさえ難しくなっている現実があります。気になり出して、知れば知る程、食べるものも住むところもなくなるという話ですが、消費者がやれることはいくらでもあるはずです。ま、何を選んで食べるかは、ご自由ですが・・・。

 ホンモノの食材が消滅していくのは消費者の責任でもある

 栄養素や化学的な成分構成は同じでも、インスタント食品、ファーストフードより、手間のかかった料理の方がおいしく感じるのは何故でしょう?化学分析をすれば、舌触りの柔らかさやまろやかさって、化学式で表せるのでしょうか?

 近代的な工場で単一菌で3ヵ月で工業生産された醤油と、伝統的な木桶仕込みで4年かけてつくられた再仕込み醤油は、同じ「醤油」という範疇でも、原材料、製法も違えば、風味も価格も違います。どう違うかはご自身で確かめるしかありませんし、どちらを選ぶかは消費者次第ですが、手を抜かず、まともな原材料で、きちんと手間をかけて、真面目につくられた商品が、その値打ちがわかる消費者にそれに見合う価格で購入されなければ、ホンモノは残っていけません。

 選択の自由を失なって割りを食うのは消費者の方です

 その上、「経済」、「効率」、「グローバル化」優先で、「PB」化、均一化、画一化が進行し、選択肢がどんどん少なくなっています。野菜に至っては選択の自由がほとんど無くなっています。


このままでいいのですか?ホンモノを選択肢として残せるのは私たち次第、食品偽装や売り手の都合に騙されない賢い消費者になりましょう。


知らぬはホットケ! その2 なんかヘン!日本の食品業界

スーパーの店頭に並んでいる豆腐も納豆も大豆加工食品は、「国産大豆使用」と大書きされているものばかりですね?日本の大豆の自給率は5%しかないのに・・・。納豆は大粒と小粒とどちらがお好みですか?「小粒納豆」の原料の大豆は「コスズ」という品種だそうです。エグ味もなく、シャキシャキしてサラダに入れて生で食べてもおいしい「サラダゴボウ」は、サラダむすめ」という品種名だそうで、それ以前の品種名が「てがるゴボウ」、その前が「コバルト極早生」、コバルトって??安くて、ほとんどビールと変わらない風味の第三のビール、庶民の味方ですよね?これの原材料に多く使われているコーン・スターチ(ビールにも使われている)、また、アルコールを精製するのに使われる水あめもコーンスターチからつくられているそうです。さて、トウモロコシの自給率は?どこから輸入してるの?トウモロコシの全世界の作付面積に占めるGM(遺伝子組み換え)種の割合は?

F1種、GM種の隆盛と固定種、在来種、種の多様性消滅の危機


 キャノーラ油って何のアブラ?

キャノーラ油って、なんだか健康に良さそうなイメージが植え付けられていますよね?キャノーラという種類のアブラナ(菜種)から抽出した油なのはご存知でしたか?以下は、精油メーカーさんで伺った話ですが、人体に有害とされるエルシン酸とグルコシノレートをほとんど含まない新品種として開発されたのが「キャノーラ種」だそうです。日本の菜種自給率は0.1%で、遺伝子組み換え種が主流のカナダ産のキャノーラ種が90%以上を占めているそうですが、何故か、菜種の輸入に関しては、遺伝子組み換えか否かの区別の義務がなく、両方が混在していて、その上、油には遺伝子組み換え食品の表示義務もない・・・。他の植物油も調べてご覧になって下さい。まぁ、驚くことばかり・・・。それにしても、何でこんなにアブラが必要なのか・・・?


 世間の常識ではない業界の常識 ダッシカコーダイズと遺伝子組み換え原材料って・・・?

― 蜷川さん、しっつもーん、ダシカコーダイズって何ですの?出汁の入った大豆のこと?

 「それ、漢字で書くと、『脱脂加工大豆』です。スーパーの特売で売られている醤油の原材料表示を確認してみて下さい、『丸大豆醤油』とラベルに表記している醤油以外は、その『脱脂加工大豆』が主原料のはずです。日本の大豆需要の約75%が製油用で、今は、圧搾法ではなく、押しつぶした大豆をヘキサン(除光液のようなもの)という薬品の溶液に浸漬し、化学的に油分を溶出した後、ヘキサンを蒸発させて、完全に取除いた後、精油します。その方が油をとるのにずっと効率的らしいです。ヘキサンは100%回収して、再利用する建前になっていますが、精油工場ではそのヘキサンを補充しているらしいという噂を聞いたことがあります。」

 「押しつぶされ、油分を除去された脱脂加工大豆は、醤油の原料として、これまた効率的な醸造に都合が良くって、日本で流通している醤油の主原料の80%以上はこの脱脂加工大豆で、国産丸大豆は2%未満、残りが輸入丸大豆です。日本の大豆自給率は5%未満、残りの大部分は北米からの輸入で賄われ、北米の大豆作付け面積の90%以上が遺伝子組み換えのGM種です。ところが、遺伝子組換え農産物を原材料として使っていても、組み込まれた遺伝子やその遺伝子が作るタンパク質を製品中で検出できない、例えば、植物油や醤油には表示義務がありません。そんなのは、ショーユギョーカイではジョーシキなんですが、消費者の皆さんはご存じないですよね?ちなみに、ウチのしろたまりは、国産小麦100%ですが、原料に大豆を使っていないため、食品表示法上、醤油とは表記できなくて、小麦醸造調味料なんですよ。ガハハハ・・・。

 COREZO(コレゾ)「創業時の風味を復活!おいしい仕込み水と空気、環境がある山間の閉校活用のしろたまりづくり」

蜷川 洋一(にながわ よういち)さん 愛知県碧南市 日東醸造株式会社 代表取締役社長


 長生きの秘訣って知ってる?死なないこと。でもね、おっちゃんはペットボトルのお茶は飲まないよ

 「おっちゃんはいくつに見える?今年で70歳?ぐらいだよ。元気でしょ?長生きの秘訣って知ってる?死なないこと。これは大事よぉー。よく覚えといて下さいね。でもね、おっちゃんはペットボトルのお茶は飲まないよ。フタを開けて一晩置いても腐らないものねぇ。おかしいでしょ?おっちゃんたちはねぇ、朝ね、この阿蘇のおいしい水でお茶を淹れて、田んぼや畑に持っていくの、でね、お昼過ぎまではまだいいけど、夕方にもなると色は濁って、味もおかしくなって飲めないの。ペットボトルのお茶は夏でも大丈夫でしょ?おかしいよねぇ、何かヘンなものでも入れてるのかねぇ?だから飲まないの。」

 COREZO(コレゾ)「定休なし、定年なし、生涯仕事人、農家のおっちゃんのおいしさてんこもり宿坊」賞

宮本  吉博(みやもと よしひろ)さん 熊本県阿蘇市 宿房あそ 代表

伝統製法・道具・職人が消滅の危機、原材料もアブナイ!ホンモノの「食」って?

 お米のおいしさをみりんのカタチで伝えたい

 「私どもは、規模が小さく、手工業ですから、大量生産、大量販売をして、経済効率、利益重視の今の世の中では、負け組なんですよ。大手のメーカーさんと同じ土俵に上がれば、どうやっても対抗できません。そういう意味では、負け組でいいんです。負け組でもやり続けていると、世間が後追いしてくれることもあるんですね。いつの間にか時代のニーズに合って来たんです。私たちは、伝統として受け継がれ、歴史に磨かれた技と味を大切にして、私たちができることをするだけです。」

 「食品も、歴史や伝統の裏付けがあって、初めてホンモノといえます。今では、みりんは調味料としてしか認識されていませんが、元々は高級な甘口のお酒だったという歴史がわかれば、お酒であれば飲めるのだから、ゴマカシが通用しなくなります。みりんを売るのではなく、お米のおいしさをみりんのカタチで伝えたいと思っています。」

COREZO (コレゾ)

 「他で置き換えることはできない、お米本来の自然の甘みとおいしさを頑に醸造という伝承の技で引き出す、ホンモノのみりんづくり」賞

角谷 利夫 (すみや としお)さん 愛知県碧南市 株式会社角谷文治郎商店 代表取締役 


製品に責任と誇りを持ち、説明義務を果たさなければならない 

「まず、安全性ということでは、今は、毎日の生活に必要な品物が、どこで、誰によってつくられたかを知るのは困難な時代になりました。有名ブランドの商品なら、常に安全で、名の通ったお店で買えば絶対間違いないと言えるかというと、残念ながら、そうではない現実に消費者の皆さんも気づき始めています。私たちは、誰が原料米を栽培したのか、誰が醸造責任者なのか、全て個人名まで明らかにすることにしました。当社の製品がお客様に使って頂いている限り、製品に責任と誇りを持ち、説明義務を果たさなければならないと考えています。」

  COREZO (コレゾ)「当たり前のことを当たり前に続けること、次の世代に責任を持てるものづくりを受け継ぐ、若き7代目」賞

河原 泰彦(こうばら やすひこ)さん 福井県大野市 合名会社河原酢造 7代目 


 昔の人の知恵ってすごいですよ。長い年月をかけたひとつひとつの積み重ねですから

「お店で扱う『食』を調べ始めると、昔ながらの製法でちゃんと作っているものは手間と時間とが掛かっていて、おいしくて、身体に善く、それなりの値段がして、日持ちがしない。日持ちがして、より安く提供するために効率を優先して作ったものは、手間と時間を掛けず、身体に善いとは思えないそれなりのものが必ず添加されていて、おいしくないことがわかってきた。昔の人の知恵ってすごいですよ。漢方も同じですが、長い年月をかけたひとつひとつの積み重ねですからね。」

COREZO(コレゾ)「食養が一番、薬を売らない薬局と施術しない鍼灸院」賞

山岡 康人(やまおか やすひと)さん 啓子(けいこ)さん 滋賀県大津市 ヘルスステーションけんこう舎


第4段階が、安全なものが欲しければ、自分が信頼できる人を見つけて、その人から買うこと

 「私の食に対する基本的な考え方というのは、まず、第1段階は、自然に生えているものを自分で採って自分で食べる。第2段階は、自分で作って自分で食べる。第3段階が、昔でいう『おすそ分け』の考え方。自分の信頼できる人に分けてもらう、あるいは作ってもらう。そして、第4段階が、安全なものが欲しければ、信頼できる人を見つけて、その人から買う、ということです。ここで初めて経済行為が生じます。スーパーや自然食品の店で買ったり、田舎のおばあちゃんが作った野菜を買ったり、漁師さんから魚を買う場合もあるでしょう。」

 「戦後、日本は、高度経済成長を目指して、経済力は手にしましたが、それと引き換えに、人間にとって多くの大切なものを失ったのではないでしょうか。私たちが始めた頃は、安全な食品を手に入れること自体が難しかったのですが、今は、食の安全性に対する意識も高まってきたので、安全な食品に限れば、かなり容易に手に入るようになりました。だから、安全性の部分は他に任せて、私たちはむしろ、食にしても本物の分野、日本の伝統的な食文化の研究やその伝承、さらに踏み込んで、人間の暮らし全体にわたる提案をしたいと考えています。

 COREZO(コレゾ)「社会悪=ブラック・黒に常に怒りを持って行動し、自立・自給・持続可能な人間本来の暮らしをデザインする、世直し事業家」賞

佐野 正則(さの まさのり)さん 愛知県尾張旭市 株式会社黒怒(こくど)代表取締役会長


ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食;日本人の伝統的な食文化」の未来は?

和食の文化を支えてきた日本独自の漬け物、納豆等の醗酵食品、味噌、醤油等の醗酵調味料の仕込み、日本酒醸造用の木桶は、戦後、酒造用だけでも100万桶以上あったのが、今や7千桶、しかも、製造できるのは大阪府堺市の藤井製桶所、1社を残すのみです。


 木桶が、日本の発酵食の文化を支えてきた

「木桶は、その6〜700年の歴史の中で、何百万人もの職人が携わって来て、その形、素材、部材、・・・、どれをとっても、もうこれ以上工夫のしようのない究極の機能美です。多孔質だから、外気の変化から影響を受けにくく、桶の中の温度を一定幅に保ち、通気性もあるため、菌や微生物が住みやすく、どんな材質の桶よりも発酵にも適しています。木桶が、日本の発酵食の文化を支えてきたのです。その発酵食に世間の注目が集まり、木桶の価値が見直され始めて、ホンモノを極めるために、先人の知恵を見直そうと考えれば、木桶に行き着きます。その技術は日本人の暮らしのなかにずっと息づいてきたもの。先人たちが長い年月と並々ならぬ努力と知恵を積み重ねて築いた文化や技術も、一瞬で消えてなくなってしまいます。」

 COREZO(コレゾ)「世界に誇れる日本の伝統的な醸造文化を守る最後の砦、桶屋で食える時代が若いモンに来ることを願い、技術の種を蒔く桶師」賞

  上芝 雄史(うえしば たけし)さん 大阪府堺市 藤井製桶所 株式会社ウッドワーク 代表取締役


ウチは木桶以外で醤油をつくる気はありません

2012年、上芝さんから手ほどきを受けて、小豆島のヤマロク醤油さんは自分たちの手で醸造用の木桶をつくられました。

 「今、木桶でつくっている醤油は総生産量の1%未満です。タンクでつくる醤油は、単一の菌を培養して醸造するのですが、木桶は最高の醸造容器で、ウチの木桶と土蔵には百数十種類の菌が住んでいます。昔はどこも木桶でつくっていたので、蔵元によって菌が違い、味や香りも違っていました。ウチはタンクを買うお金がなかったので、木桶仕込みを続けてきたのですが、ウチの味と香りを残すには、ウチの蔵でウチの木桶でないとできません。こうなったら意地なんです。タンクでつくるより、桶でつくった方が旨いし、ウチは木桶以外で醤油をつくる気はありません。長男を醤油屋、次男を桶屋にするつもりで、日々、刷り込みをしています。」

COREZO(コレゾ)「絶滅寸前の木桶職人復活プロジェクトを成功させ、ホンモノの醤油を醸造用の木桶から造れる、世界で唯一の蔵元」

山本 康夫(やまもと やすお)さん 香川県小豆島町 ヤマロク醤油 代表取締役


おいしい仕込み水を求めて、仕込み蔵も足助に移しました

 「ウチのしろたまりは、創業時の味を復活しようと、原料、製法から全てを見直し、昔ながらの木桶仕込みを復活し、おいしい仕込み水を求めて、仕込み蔵も山間地の足助に移しました。近代的な味噌・醤油工場では、醗酵の効率を良くするために加熱、温度管理をしているところもあると思いますが、色が薄いことが身上の白しょうゆの製造過程では、色が濃くなるため、一切加熱しません。温度の上がる夏場でも、FRPのタンクより温度の変化に強い木桶の方が、白しょうゆには合っていると感じています。ただ、廃業した酒蔵から譲ってもらった木桶の老朽化が進んでいて、伝統的な木桶とは製法が異なる木桶を新しく導入したところ、新桶が原因だったのか、全く違う商品にならないものが出来上がってしまいました。今後は、上芝さんにお願いして、古い桶を順次組み替えてもらうことにしています。」

 COREZO(コレゾ)「創業時の風味を復活!おいしい仕込み水と空気、環境がある山間の閉校活用のしろたまりづくり」

蜷川 洋一(にながわ よういち)さん 愛知県碧南市 日東醸造株式会社 代表取締役社長


 伝統的な酒の文化と『食』の多様性を残すためにも木桶仕込みを続けていきます

「ウチは昭和38年に木桶仕込みを止めましたが、効率だけでなく、味はどうなのかと思い始め、木桶仕込みを復活しました。違いは歴然としていて、木桶で仕込んだ方が、舌触りが滑らかで、1年、2年と寝かした酒のようにまろやかです。その理由は科学的にも、化学的にも検証できていませんが、木肌に多くの孔があるのが、酒の分子構造に何らかの影響を与えているのではないかと考えています。しかし、鑑評会では、香り、雑味の点で、一発でハネられてしまうのです。私は雑味も含めて味ではないかとも思いますが、味という人の感覚を科学的に数字や式で表せるのかは疑問ですし、伝統的な酒の文化とともに『食』の多様性を残すためにも木桶仕込みを続けていきます。」

 COREZO(コレゾ)「町並み修景事業を通じて、小布施固有の歴史、文化、精神、日常生活を維持する町づくり」賞

  市村 次夫(いちむら つぎお)さん 長野県小布施町 株式会社枡一市村酒造場 代表取締役

   利便性を求めない、短縮することをしない、他人のお金を使わない

「私どもの創業は1337年といわれています。今でも土蔵に置いた木桶だけで仕込んでいます。出来上がった八丁味噌は、不思議なことに、仕込み桶の中の上中下、どの部分の味も品質も同じなのです。どうしてかというのは企業秘密ですが、伝統の仕込の技、石積みの技があってこそ、なのです。目先の成功だけを考えるのではなく、次の世代がうまくいくための環境を作り、企業としていい状態で継承するのが私の義務です。これからも、できる限り木桶を発注して、土間で木桶を使い、お金がある限り、荒壁を塗り替え、利便性を求めない、短縮することをしない。そのためには独立して、他人のお金を使わないことを守っていきながら、強い味噌をつくり続けます。」

COREZO (コレゾ)

 「大豆と塩と水だけでつくる八丁味噌。その脈々と続く伝統と技を継承するため、人を大切にして、誰よりも働き、攻め続ける社長」

浅井 信太郎(あさい のぶたろう)さん 愛知県県岡崎市 株式会社まるや八丁味噌 代表取締役


 

知らぬはホットケ! その3「タネを制するものが世界を支配する」種子の自給率

我が国の食料自給率がカロリーベースで40%未満ということが問題になっていますが、生産高ベースでは約70%あり、米97%、野菜77%、果物70%だそうです。ところが、家畜の飼料では約23%、種子に至っては10%しかないそうです。

世界にあった純粋な種子企業は、今や、農薬とセットの遺伝子組み換え種を扱うGMO産業、バイオメジャ-に飲み込まれてしまって、上位5社の世界シェアは60%を超えるという現実があります。GM種が世界中に蔓延した先には何があるのでしょうか?

F1種、GM種の隆盛と固定種、在来種、種の多様性消滅の危機

ハイブリッドライス・CMS細胞質雄性不稔

遺伝子組み換え作物問題

現代版「ノアの方舟建設計画」プロジェクト


 『比較対象としての伝統野菜』が必要

「現在、世の中に流通している野菜は、消費者や流通業者の“わがまま”によって、見栄えを良くしたり、流通に都合のいい形(箱詰めしやすいよう、曲がっている大根を真っ直ぐにするなど)に品種改良されているものが大半を占めています。こういう野菜のタネは遺伝子が変わってしまっているため、実は一代限りの命で、同じタネを残せないのです。」

 「一方、昔ながらの品種のタネは遺伝子が固定された固定種で、昔、農家の皆さんは、自分のところで育てたタネを保存し、それを蒔くということを繰り返していました。私が重要視したい問題は、現在、食べているものが本来の味だと思われてしまっていることです。本物の味を知らない人たちが増えているのに、昔の味と比較できなくなっているので、『比較対象としての伝統野菜』が必要だ、ということなのです。」

COREZO (コレゾ)「社会悪=ブラック・黒に常に怒りを持って行動し、自立・自給・持続可能な人間本来の暮らしをデザインする、世直し事業家」賞

  佐野 正則 (さの まさのり)さん 愛知県尾張旭市株式会社黒怒(こくど)代表取締役会長


   自分が食べたいものは自分で作って食べる時代

人間は食べ物でできています。その食べ物に対する無知がいけない。決して、交配種を悪者にするつもりはありませんが、在来種、固定種の野菜と食べ比べてみて下さい。今では、ほとんど流通していないので、自分で育てて食べるしかありませんが、同じ野菜、同じ食べ物でも、格段においしいですよ。スーパーで買って来たのよりおいしいと言う発見だけでも、食に対する考え方が違ってきます。私たちは業務用に作られた野菜の売れ残りをスーパーで買って食べているような時代に生きていることをよく認識しなければなりません。確かに、今の食を取り巻く環境をみると、『自分が食べたいものは自分で作って食べる』時代になっているのかもしれません。」

COREZO (コレゾ)

 「業務用に作られた野菜の売れ残りだけでなく、自分で育てた野菜を食べてみませんか?おいしい固定種、在来種の野菜を身近にするタネ屋さん

中村 訓 (なかむら さとる)さん 静岡県浜松市 光郷城 畑懐(こうごうせい はふう)・有限会社浜名農園 代表


知らぬはホットケ! その4 なんかヘン!日本の住宅業界 

 お金のあるハウスメーカーが勝手に実験して出したデータが大手を振っている

「今の家は固めようとするけど、地震は柔構造で力を逃がした方がええんよ。法隆寺は、何度も地震にあっているはずだけど、千年以上、もっとるだろ?それを見習って、今の超高層ビルは、建物が揺れて力を逃がす構造になっている。一番仕が集中する通し柱と2階部分の梁の接合部分が壊れんかったら、壁を塗り直して、住み続けられるけんな。まあ、2階部の梁の仕口を渡りあごにしておいたら、強度的にも丈夫やけん。ワシんとこや土佐の方は台風がキツイから、屋根を軽く過ぎたら、風に持って行かれるし、2階を高くしてもイカンのじゃ。昔の人はその土地の風土も頭に入れて、経験から、うせんとあかんか知っとったのじゃろなあ。今は何でも実験して、データ出さんとイカンから、お金のあるハウスメーカが勝手に実験して出したデータが大手を振っとるのよ。」

COREZO(コレゾ)「徳島のお山の杉の子が取り組む、日本の林業再生と人と環境に優しい家づくり 」賞

三浦 茂則(みうら しげのり)さん 徳島県海陽町 有限会社ウッドマーク TSウッドハウス協同組合


 今の日本の住宅の現状は、建物の最も本質的な部分である構造体がお粗末

「今の日本の住宅の現状は、建物の最も本質的な部分である構造体がお粗末で、仕上げ、或いは設備のように取り付けたり、張り付けたりする表面的なことばかりにお金をかけた住宅が、流行に流されて、外観・仕上げや設備が古臭くなったといっては短いサイクルで建て替えられています。私の設計では、シンプル・コンパクト・ローコストであることを優先して、奇をてらったり、いたずらに凝った設計にして材料・施工手間を増やすことをなくし、単純明快な設計とすることでコストを抑えつつも、手間はかかるが、理想的な木構造をめざしています。また、無駄のない合理的な間取りにすることで総工費をおさえるようにし、さらに、構造体や床・壁などの材料には集成材や張り物といったものは一切使わずに、無垢の材料をなるたけ手を加えない形で活かしています。」

COREZO(コレゾ)「農的田舎生活を満喫しながら、持続可能な循環型社会の確立を願うシンプルな杉の家づくり」賞

中村 茂史(なかむら しげふみ)さん 奈良県宇陀市 中村茂史一級建築士事務所


 検査する立場の人間が、検査される側より、知識や経験がなくて、検査ができるのか?

 「いくらいい大工を育てても、作業場で検査できる人間を育てなきゃダメだ。伝統構法が分かる人材の育成もしないで、マニュアルで検査しようというのが、そもそも間違っている。検査官は、マニュアルにないことをされると、判断できない。だから、金物に頼ることになる。金物が付いているかどうかだけで、ことの善し悪しを判断しようということになってしまう。」

 「こっちにきてごらん、ほら、これ、防腐処理をした柱に金物を取り付けて1年後の状態だ。完全に腐食しちゃってる。この防腐処理の薬が相当キツいから金物の方が負けるんだね。こうなったら、ビスも何も効いちゃいない。5年刻みぐらいで調査して、絶対的な賞味期限を言えというんだよ。これを認可した役人に見せたら、見なけりゃよかっただって、どうしようもないね。」

 「今の主流の建築工法は、施工されはじめてまだ数十年という歳月しか経っていない。でも、私たちのやっている木造伝統構法には、比較にならないほどの歴史と実績がある。脈々と続いてきた千年以上にわたる技の伝承を自分たちの代でなくしてしまう訳にいかない。私に技を伝えてくれた親方、その親方に伝えた棟梁、・・・・、何代、何十代と遡って、伝えてきてくれた大工、棟梁に申し訳がたたない。」

  COREZO(コレゾ)「伝統構法一筋、日本伝統の建築技術を守る気はあるのか!建築行政に喝を入れ、若手大工を育て続ける棟梁」賞

島崎 英雄(しまざき ひでお)さん 富山県八尾町 島崎工務店 棟梁 職藝学院 建築職藝科オーバーマイスター

 

 ホチキスとネジで止めるヘンな新建材だらけのビニールハウスのような家はつくれない 

「食べて行くにはどんな仕事でもこなさないといけないと思うけど、ずっとこの腕一本で生きて来たし、営業も宣伝も一度もしたことがない。人が住むのにヘンな新建材だらけのビニールハウスでは息が詰まってしまう。それが今の建築基準だからね。家庭内暴力やいろんな社会問題が起きる原因のひとつだと思いますよ。大工になった次男坊や三男坊には悪いけどね、やせ我慢でもなんでもなく、そんな家をつくるぐらいなら、法隆寺の故西岡棟梁を見習って、私も農業をするよ。もうやってるけどね。」

 COREZO(コレゾ)「みんなが喜ぶことをしたい、天空の郷をつくり続ける3ナイ孤高の大工棟梁」

中村 武夫(なかむら たけお)さん 佐賀県唐津市 中村建築 代表 



生産量、提供量が限られている売り手は買い手を選ばなアカン時代

 価値がわからないお客様にお越し頂くのはお互いが不幸

「3000円の母の膳は何品出ますか?5000円の膳は何品ですか?と、電話で尋ねてこられるお客様もいらっしゃいます。その季節、その日によって、手に入る食材も違いますので、品数は何品とは今申し上げられませんが、3000円の膳は3000円のお料理、5000円の膳は5000円のお料理をお出ししていますとお答えすると、さらに、どんな料理内容ですか?って・・・、家庭の主婦がつくる料理なので、お客さまのお口に合うかどうか、他を当たられた方がよろしいのでは・・・とか、お互いが不幸になる前にやんわりとお断りすることもあります。」

 COREZO「実は頑固で厳しい、心も身体も喜ぶ、ほんまもんの母の味」賞

  田中 真木(たなか まき)さん 福岡県八女市 白城(しらき)の里 旧大内邸生活文化研究会 会長


  ファンをコツコツ増やしていくことは、ある意味、究極のマーケティング

 「私どもでは、お客様から見えないところでのサービスに心掛けています。お客様を選べるような立場ではありませんが、お客様もこちら側も、人間、気付くか、気付かないかのどちらかです。有難いことに、気付いて下さるお客様もいらっしゃって、時間は掛かるかもしれませんが、そういう『まんなか流のおもてなし』を気に入って下さるお客様に顧客になって頂き、末永いお付き合いをして頂けるようにさらに努力を重ねることが、よりよい宿にしていく一つの方法だと思っています。お越し頂いたお客様を大切に、当ホテルのファンをコツコツ増やしていくことは、ある意味、究極のマーケティングですし、ファンになって下さったお客様がまた新たなお客様もご紹介下さいます。これが、今後、ウチのような規模の宿が、生き残っていく最善の方法だと思っています。」

  COREZO(コレゾ)「人こそ全てと、すぐにやるを積み重ね、大歩危とまんなか流もてなしの世界ブランド化に取り組む、期待の星」賞

大平 修司(おおひら しゅうじ)さん 峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか 取締役営業部長

 

 美味しいか、美味しくないかは、お客さんが決めること 身の丈に合った商売しかやらん 

美味しいか、美味しくないかは、お客さんが決めることやけんね。雑誌や新聞に取り上げてもらえるようになって、お客さんが増えたけんが、繰り返し、毎年、注文してくれるお客さんが多いのは有難いことですよ。しょっちゅう、通販会社からも売らせてくれってくるけんが、これ以上、作ろうと思えば、人を雇わんとイカンし、給料も払わんとイカンし、誰のために働いてるやわからんようになるし、第一、自分の作りたい梅干しが作れんようになったらイカンけん、やらん。」

 COREZO(コレゾ)「地域発のスモールビジネスの手本、夫婦2人、星野村の梅と紫蘇、厳選した塩だけの梅干しづくり

倉住 宏(くらずみ ひろし)さん 福岡県八女市星野村 「と井家本舗」代表

 

 その価値がわかる人は、それが存続できる相応の価格で購入すべき

「お米は、日本の気候・風土に最適な穀物であり、南から北の果てまで栽培されている自給穀物で、食料としてだけでなく、毎年、繰り返し再生される田園風景から、私たちは四季の移り変わりを感じ、生活に潤いや安らぎを提供されている。日本の農業を守るためにも、その果たしている環境効果も積極的に評価し、食料費に環境貢献費用を加算して、購入すべきである。将来に向けて、安全な生活環境を確保する手段として、化学肥料や農薬を使わず、自然の営みの中で農作物を育てる有機農業の実現に積極的に参加し、日本のお米を原料にみりん造りをすることを通じて、日本の緑の確保、環境保全に貢献していきたい。」

COREZO (コレゾ)

 「他で置き換えることはできない、お米本来の自然の甘みとおいしさを頑に醸造という伝承の技で引き出す、ホンモノのみりんづくり」賞

角谷 利夫 (すみや としお)さん 愛知県碧南市 株式会社角谷文治郎商店 代表取締役 


科学万能の時代?有識者・学識経験者の言ってることは正しいに決まってる・・・?

ゼッタイ、ゼーッタイに、安全と高を括っていた原発の安全神話は崩壊しました。何の根拠もない思い込みであり、錯覚でしかありませんでした。誰かが、有識者・学識経験者と称する人をまつりあげて、デッチあげ、報道されたことを鵜呑みにして、洗脳されていただけだったのです。

 宇宙の構成物質の内、ニンゲンが知っている物質は、水素やヘリウム等約4%のみで、残りの23%は、その存在はわかるが未知の暗黒物質、その他は全く得体の知れないダークエネルギーとか言われています。福島原発の原子炉の底がどうなってるかもわからんのですよ。宇宙も、世の中も、わからんことだらけなのです。その程度の科学力、浅知恵で何が万能、何が根拠でしょうか? 

 46億年前に生まれた地球に、40億年前に原始生命が誕生して、進化、絶滅を繰り返し、直近の6億年の間に誕生した生物の種数は50〜500億種で、その90〜99%が絶滅したともいわれています(ま、詳しいことはわからんのです)。 

 人類の祖先が登場したのはわずか700万年前のことだそうですが、さまざまな地域にたどり着いた私たちの祖先が、その気候・風土に応じた暮らしやものづくりを始め、人の営みが、産業や文化、地域社会を生み、国を形成し、歴史を刻み、今日の人類の文明を築いてきました。 

 17世紀、大航海時代以降に絶滅が確認された野生動物だけで700種以上で、現在、地球上の約6万3千種の動植物のうち、絶滅危惧種は、1万9千種にも及ぶそうです。その原因は、地質時代とは異なり、ほぼ100%人類の行為に起因しています。

 今や、自然界の生物の種だけでなく、少子高齢化、過疎化によって、地方の地域やその地域に息づいた暮らし、知恵、仕事の技、文化、・・・、何代にも渡って自然交配した種を取り、育ててこられた固定種や在来種といった昔ながらの野菜の種も消滅の危機に瀕しています。


ニンゲン、気付くか気付かないか・・・、で、いつ気付いて行動するのですか?


人類という種の自滅を本気で止める方法はただひとつ

  「何故、この世には、豊かな国と貧しい国があり、こんな貧富の格差が生まれたのでしょうか?それは、お金が低いところから高いところに上がるように先進国が作った『経済』の仕組みです。

 「20年間、海外協力をしてきましたが、日本を含めた先進国とそれらの国々の人々がアジアの森林を伐採し、材木も農産物も収奪し尽くして、あとは荒地という光景を幾度となく見ました。自分さえ良ければ何をしても良いのでしょうか?貧富の差がつくる不満や怒りが膨れ上がり、世界各地で軋轢を生んでいます。

 「人類という種の自滅を本気で止める方法はただひとつ、競争して勝ち組になれば、自分だけは幸せになれるというのは幻想だということに気づくことです。地球というひとつの乗り物のキャパシティは限られています。1970年代初めには35億人だった人口が、今では70億人を超え、たった40年の間に2倍になろうとしています。このような現実を冷静に見ていけば、僕たちの子供の世代、その次の世代には、未来がないのは誰にでもわかるはずです。」

 COREZO(コレゾ)

 「日本の財、震災を乗り越え、自然農園を再開し、未来の子供たちに、自然を収奪せず、人を搾取しない生き方を探求する、不撓不屈の農業家」賞

村上 真平 (むらかみ しんぺい)さん 三重県津市 自然農園「なな色の空」代表


ひとりひとりが行動を始めることが、解決していく大きな力になる

「森をつくり、森と生きることは、地域を活かすことにも繋がります。そこに眠っている宝物に気付いて、現代的な意味を見つけ、光りを当てることで輝き出すのです。森の再生、地域の再生の活動を通じて、環境問題を身近な問題として捉え、ひとりひとりが行動を始めることが、それを解決していく大きな力になると信じています。」

COREZO(コレゾ)「できることを少しずつでも続ける、夫婦二人三脚の千年の森づくり」賞

鶴見 武道(つるみ たけみち)さん 恵子(けいこ)さん 愛媛県東温市 えひめ千年の森をつくる会


子供たちにどんな未来を引き継ぐかは、私たち次第・・・

文責 COREZO(コレゾ)財団 平野 龍平 14.01.28.更新

「このままではイケナイ!」現実

 地球温暖化、異常気象、 環境汚染、急速な人口増加、食料危機等、地球規模の深刻な問題が山積の中、東日本大震災、福島原発事故が起こり、見て見ぬ振りできない困難な現実が突きつけられています。


デフレ脱却、経済成長のV字回復のため、多額の税金が注ぎ込まれ、膨大な国の借金はさらに増え続けています。日本経済のV字回復で、税収が増えることを祈るばかりです。脱原発?原発再稼働?安全な使用済核燃料や核のゴミの処理法や廃炉技術は確立できたのでしょうか?エネルギー問題は解決できたのでしょうか?TPP?食料問題?我が国の食品廃棄量は年間11兆円にのぼるそうです。根本的な解決は何もせず、 不都合な現実には目をつぶり、目先の都合や利益を優先して、先の世代にさらにツケを押しつけようとしていませんか?

世界的にも、政治、経済、金融、教育他、現代社会のシステムも破綻し始め、市民の抗議デモやテロも頻発して、不満や閉塞感が高まっているように感じます。


「何とかしないと!」を行動に

 誰の言うことが信用できますか?自分では何もしないで、何でも他人任せでよいのでしょうか?この先もお金さえあれば豊かに暮らせるのでしょうか? 

 政治家を選んだのも、深刻な現状を作り、それを見過ごしてきたのも、私たち大人の責任であり、誰もが自分の孫子にだけは負の遺産を残したくないはずです。そのためには、ひとりひとりが「できること」を考え、「できるとき」に「できるだけ」するしかないのでは?自分の長所を生かせる得意分野や好きな分野でできる「楽しいこと」は継続できます。

COREZO(コレゾ)賞  →詳細はこちら
権威なし」、「名誉なし」、「賞金なし」、の「3なし」賞。
COREZOコレゾ)賞受賞者の皆さんの存在こそが、COREZOコレゾ)賞の全てであり、その価値


都市生活者が知らないこと、気が付かずに見逃していること

 より自然に近い地方には、都会の人工物の中で便利な暮らしをしている都市生活者が知らないこと、気づかずに見過ごしてしまっていることがたくさんあります。農家の皆さんは、虫食いがあったり、虫や土がついていたら、都会の消費者には売れないので、出荷する農作物には、農薬、除草剤、化学肥料をたっぷりとやり、自家で食べる農作物には一切やらずに、別の場所で作っているところが多いそうで、それが農家の常識だそうです。そんな地方と都会の常識の違い、矛盾に気が付いた生産者と消費者の間では新しい市場が生まれています。自然に寄り添い、理に適った暮らしや先達の知恵、技等がまだ残っている地域もあります。先人達が資源の乏しい日本で、自然と共生しながら、何世代もかけ、時代と共に進化させ、それぞれの地方、 地域の風土に合わせて、培った独自の 文化・産業、知恵、技等と、それらを守り、育て、伝えている人々がかろうじて残っているのです。どれも最新の技術を持ってしても真似できない世界に誇れるものばかりで、工業化・ 大量生産製品に慣らされた都市生活者の眼には新鮮かつ個性的で、理に適っていて、とてもスマートに映ります。

最後の宮大工といわれた西岡常一棟梁でさえ、先人たちの建築から技術を学んで再現するのが精一杯で、その叡智や工夫を越えることはできなかったとおっしゃっています。しかし、その多くは需要の減少で経営難、後継者の不在等、もはや風前の灯の状態です。その地域の伝統文化・産業は地域のアイデンティティーであり、その消滅は、地域の消滅をも意味します。

 地域とその歴史、伝統文化・産業を築いてきたのは人であり、途絶えさせるのも人です。私たちの時代で消滅させるのは簡単ですが、一度消滅すると、復活には困難を極めるのは明らかです。それらの消滅が進行しつつある中、手遅れになる前に、何を残し、何を切り捨て、何を守り、育て、後世に伝えていくべきか、どうすればそれが実現できるのか、ひとりひとりが考え、行動しなくてはならない一刻の猶予もないギリギリの状況になっています。

  既に、自らの自由な意志で目的を明確に定め、「正しい・善い」行動をごく自然に実行し、心豊かに笑顔で暮らしている人々もおられます。それらの皆さんとと知り合い、交流することで、現実を知り、かけがえのない「大切なこと」に気付き、理解を深め、ひとりひとりが自分の「できること(役割)」を考え、「できるときに」、「できるだけ」行動する人々(仲間)が増えることを願わずにはいられません。

 2012年12月、徳島県の「大歩危・祖谷」で 「第1回コレゾ賞表彰式・懇親会」を開催し、この賞に賛同する受賞者の皆さんが集い、地域や分野は違えど、「ええコト」している「ええヒト」たち同士、持ち寄った自慢の「ええ食材」で作った料理、同じ釜の飯を食べ、「ええ酒」を酌み交わして、新たなご縁が生まれ、交流が始まりました。


そうです。「それがどうした?」です。

 わからない人には、何の値打ちもない何ともバカバカしい「六でもない賞」かもしれません。ひとりひとりが「できること」は微々たるものですが、わかる人から、自ら考え、ひとりひとりが楽しみながら、「できること」を「できるとき」に「できるだけ」行動をはじめ、仲間が増えて、継続できれば、徐々にでも世の中が変わり、「子供たちの笑顔あふれる明日に」できる可能性も生まれるかも知れません。


 日本のGDPは中国に抜かれて世界3位になりましたが、約500兆円(2012年度)の規模だそうです。そのうちの約1/3が東京都が占め、都市としては世界一、韓国一国をも上回り、地方交付税を受け取っていない都道府県は東京都だけだそうで、東京に一極集中して、他の全ての自治体がぶら下がっている構図になっています。そして、どこの地方都市も個性が無くなりました。一昔前は新幹線に乗っていてもトンネルを抜ける度に風景が変わっていましたが、近年はどうでしょう?駅前の風景でどこの駅か見分けがつきますか?全国展開をしている大手流通店舗に行くと、九州でも四国でも関西でも同じ食料品が売られています。一般商品より安いプライベートブランドと呼ばれる商品が商品棚をどんどん占拠しています。全国展開の大手コンビニが唯一進出していなかった四国もあるチェーン店からあるチェーン店にオセロのように看板が変わりました。便利になって、モノが安く手に入るようになった反面、画一化されて、地域の特色、個性が失われ、弁当や加工食品、いつ使うかわからないのに特売で買い込んだ調味料や保存食等が、賞味・消費期限切れで、どんどん捨てられて行きます。ミネラルウォーターより安い醤油は刺身用にたっぷりと注がれ、少しつけただけで残りは捨てられます。我が国の食品廃棄物は年間金額ベースでいくら位かご存知ですか?11兆円に上るそうです。「安かったから、ま、いいか」で、「モッタイナイ」の精神を忘れていませんか?


 日本の人口は減少に転じ、今後、さらに少子高齢化が進むことが確実視される中、過疎化も進む地方を東京だけで支えて行くことができるのでしょうか?どこかのエラいお役人さんが、「今に30万以下の都市は切り捨てられる。」と言ってるのを聞いたことがあります。それに、人口も経済も政治機能も一極集中すればする程、災害時のリスクは増大するのではないかと心配です。

 地域に暮らす人々がその気候・風土に応じたものづくりを始め、産業や文化、地域社会が生まれ、国が形成されてきました。人こそがピンチをチャンスに変え、マイナスをプラスに転じて、地域を元気にする原動力です。誰かに頼ったり、他人まかせにするのではなく、その地域で暮らす人が自立すれば、地域も自立します。自立する人と地域が増えれば、日本全体も元気になるはずです。その上で、他の人、他の地域と共存できるようになれば、持続可能な循環型社会にも発展できるでしょう。すでに行動を始めて、成果、結果を出している方が沢山おられます。そんな方々とその活動や取組みをヒントや参考にして、自ら考え、「できること」を「できるとき」に「できるだけ」行動する人が増えて、日本全体が元気になったなら、他の国々とも緩やかに連携をして、世界中の国、人々と共存できるよう行動して行けば、自然や環境、更には私たちが暮らすひとつの生命体でもある地球とも共存できるようになるのでは?


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 有志の寄付により運営する非営利団体。


 つい最近まで「自分さえよければ」と生きてきた人間が言うのもおかしな話ですが、昨今の勝ち組になることこそが幸せだと信じて、大量生産・大量消費をよしとし、規模・シェアの拡大、コスト・利益重視、経済効率偏重等の風潮が全ての元凶のような気がします。生まれ育った環境の違う他者と自分との意見や価値観が違うことは当たり前のことです。意見や価値観を他者に押し付け、勝ち組と負け組に分け、強者が弱者から搾取することから争いが生まれます。目先の勝ち負けで一喜一憂しないで、誰かをアテにするのではなく、自立して、上手く他者と共存することを考え、行動することは私たちが暮らしている地球と共存することにもつながります。


 今こそ、古くから日本人が持っていた「ほどほどに」相手や周り、自分の事も思い遣いやる気持ち、価値観が大切な時代なのかも知れません。「過ぎたるはなお及ばざるがごとし(いくらよいといわれていることでも、足りないことと同じく、度が過ぎると害になる)」、そのちょうど適当ないい加減が微妙で、難しいのですが、そんな精神・美徳を見直し、日本から世界に拡げ、主義、主張、立場、世代、地域、国家、民族や宗教も超えて、国同士が利害関係が原因で連携できなくても、個々人が緩やかに連携していけば、困難な問題をひとつひとつ解決できる大きな力になるでしょう。


 インターネットの急速な進化で、巷には玉石混淆の情報が溢れていますが、費用をかけず情報を広く拡散できるその利点を活用し、コレゾ賞事業・交流事業を通じて、「コレゾ賞」の主役である受賞者や賛同する皆さんと楽しみながら、さらに「コレゾ賞」にふさわしい日本の財(たから)である人財を見つけ出して、受賞者を増やし、共感・賛同する人々の輪を拡げることができれば、私たちのライフスタイルを見直す新たな価値観と基準が生まれるかもしれません。


少しづつでも世の中がよりよい方向に変われば、「子供たちの笑顔あふれる明日」にしていく道筋も見えてくるのではないでしょうか?



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COREZO(コレゾ)財団は必要に応じて各種部門を組織、統括して、COREZO(コレゾ)賞顕彰事業を運営します。